中学1年生のクラス

昨年の4月、小6でレッスンをスタートしたクラスですが、ありがたいことに4月から中学生になっても継続していただいています。

昨年はフォニックスの基礎をしっかりと定着させ、今年の3月ぐらいから少しずつ英文のルールも取り入れて中学準備をしました。中学生になると、学校の英語の授業や英検受験などもありますので、文法の基礎が役立つと考えています。理解させたい文法が使われているリーディングを用意し、一緒に単語のチェックをして、1ページずつ読みながら文の構成を見ていきます。といってもそんなに難しいものではなく、

「だれが」「です、もしくはする」「なにを」とだいたい3つに分けることができて、そうすることで、例えば、

He drops the ball.だったら、Heとdropsとthe ballに分けることで、the ballをひとかたまりとしていつも考える習慣をつけていきたいと思っています。また、日本語と英語では文章の語順が違うこと、英語では文に主語が必ず入ること、そして同時にHeだからdropがdropsになっているねと3単元のs(そのような文法用語はややこしくなってくるためレッスンでは言いませんが)に発展していきます。一度で教え込もうとは思っておらず、今後のリーディングでまた出てきたらその都度確認しているうちに理解できていた!ということを目指しています。

文法については、「中学生だから」というわけではなく、リーディングを進めていく上で文章のルールを知らなければ、リーディングの内容の理解ができません。ですので、小学校高学年であってもフォニックスが定着したらこのように文法の基礎についても学んでいきます。

その際に私が大事にしていることがあります。それは、英語の単語や文章は英語の発音のままにします。カタカナ読みはしません。ここが私が学校の英語の授業で疑問に思うところであり、日本人が英語の発音を習得できない要因のひとつとなっていると思うのです。

もしも英語の先生が学校の授業でhaveを「ハブ」とカタカナ読みせず、sistersを「シスターズ」と言わず、英語の正しい発音のまま Do you have any sisters? なんて言ってくれていたら少なくとも聞き取りはできるはずなんですよね。でも、ドゥ ユー ハブ エニー シスターズ?と習うもんだから、Do you have any sisters? にたどり着けない・・・。ネイティブの発音で聞いたときに聞こえないし、言ってみても通じない・・・となるのではないかと。

今の学校教育では少しずつ英語の堪能な先生が増えているだろうから改善はされていると期待はしています。これはあくまで個人的な意見であり考えですが、私としてはそこはこだわっていきたいポイントです。

文章のルールについては、説明を日本語ですることが増えます。がこのように英語の発音を保つことでフォニックスのベースがある生徒さんたちは、初めて見る単語であっても読み方がなんとなくわかったり、発音を聞いてスペルがなんとなく掴めるのです。カタカナをはさまないことで、近道で繋いでいくことができると思っています。

COLORs English School

英語圏の子供たちが英語を学ぶように、英語の音を聞き分け、その音をヒントに読んだり書いたりできるようになる練習をしてみませんか?

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